ワールドトリガーを食わず嫌いしている人は、だいたいこんな印象をワールドトリガーに抱いています。
① 絵柄が特徴的で嫌い。
② キャラに魅力がない。
③ キャラの目が全部死んでる。
④ 展開が遅くてだるい。
⑤ 用語が多くて理解できない。
⑥ 緊急脱出機能(ベイルアウト)が気に入らない。
⑦ そもそもキャラが多い。
1,2,3に関してはなんとも言えないというか、それこそ個人の好みがあるのでなんとも言えませんが、①に関してだけ言えばその言い分だと荒木飛呂彦はどうなるんだという話でございまして。私もジョジョ好きですけど、絵柄は決して万人受けしませんよね。絵柄で食わず嫌いせず、とりあえず読んでみてほしいと切実に願います。
ちなみに2はファンとして断固認めません。つべこべ言わず一回読め。烏丸京介に惚れろ。
4に関しては序盤ばっかりはまあ分かるのですが、でも主人公4人のあの関係性を構築するのには、どうしてもこれだけの話数を必要としたというのを少し考えて欲しいというのが本音だったりします。ワールドトリガーは展開が丁寧なんです。ものすごく丁寧なんです。
用語に関してもまあ、多いのは分かりますけど巷にあふれるSFなんかよりは全然少ないし、話の中で丁寧な説明や解説もありますので、読んでいく中で自然に覚えられるかと。
6はね、言いたいことは分かるよ分かるとも。おおよそ味方が死なない、死ににくい設定は緊張感がないって言うことですね。でもね、キャラが死ぬの苦手な人(私です)にはこれ以上ない救済要素だし、どんな強キャラでも等しく、この機能を使えば戦線離脱という要素は、バトル漫画にありがちなインフレを結果的に抑えているわけです。ワールドトリガーの大きな魅力の一つに『絶妙なパワーバランス』という、作者本人の技量の高さが伺える要素がありますが、その根幹を支える重要なファクターとなっているわけですね。ベイルアウト凄いよベイルアウト。
さて、ここからですね。
7番、キャラ多い。
こればっかりはまあ、うん。多いのは本当に……仕方ないんだよ……
しかしこの部分だけでワールドトリガーという快作を埋もれさせてしまうのはもったいない!
ということで、それなりにワールドトリガーを読み込み、今現在友人たちに布教している私が、僭越ながら一記事一人ずつ、キャラクター紹介をしていこうと思っています!
ワールドトリガーのキャラがしれて便利な観覧者様! ワールドトリガーが布教できて嬉しい私! たった一つの懸念はこんなブログ見に来る奴居ねえよってこと。
本当は開始早々書くことがなくなったからなんだぜ……
さて、記念すべき第一回目は、もたざる眼鏡の三雲修くん!
三雲修のプロフィール
年齢/身長 | 15歳/168cm |
所属 | 三門市立第三中学校/ボーダー玉狛支部・B級部隊玉狛第2(三雲隊) |
誕生日/星座 | 5月25日/うさぎ座 |
血液型 | A型 |
好きなもの | 親の手料理、橋 |
戦闘時のポジション | 射手(シューター) |
第一回人気投票結果 | 1位 |
CV | 梶裕貴/逢坂良太(VOMIC) |
私はここまで応援したくなった主人公は、「惑星のさみだれ」の雨宮夕日以来なのですが(そういえば容姿は酷似していますが性格は真逆と言ってもいいほど違います)この修くんは本当に、本当にいい主人公。決して派手な活躍は出来ないし、戦闘も泥臭くて華という華もなく、まだまだ経験が浅いがゆえの失敗も多くあるけど、自分のできることを精一杯出来る堅実さと知恵を兼ね備えた、チート主人公がはやりの昨今の少年漫画界に一石を投じる努力系の主人公です。
とにかく、彼は弱い。
トリオン能力(ファンタジー系で言えば魔力量的な要素)も極めて低く、そもそもの身体能力も低ければ、戦闘経験も浅く技術も心許ない、一言で言えば雑魚。まごうことなく弱く、空閑遊真というイレギュラーの存在がなかったら、彼は物語の主要人物にすらなれていなかったかもしれません。
彼が卓越しているのは曲がることを知らない正義感、ただそれだけです。
自分の信条を絶対に曲げず、たとえ自分が死ぬ目になろうとも彼は自分の信念を曲げることだけはしないのです。面倒見の鬼とか作中で呼ばれていますが、まさしくその通りです。鬼です。鬼畜です。節分の日、面倒見の良さで鬼が選ばれるのなら、彼は日本国民全員から大豆を投げつけられることになるでしょう。豆メガネです。
修くんはこれからどんな成長を遂げるのでしょうか……
今の修くんも非常に魅力的ですけど、現在進行形でちょっとずつ自分の長所を伸ばす形で強くなっている修くんもまたカッコいい。君こそがヒーローだ。ほんと君はカッコいいね。
ただ、そんな彼はお母さん(39歳美女)の手料理の中ではクリームコロッケが一番好きだそうです。このあたりは歳相応に可愛い。私がこのくらいの年の頃はろくに飲めない缶コーヒーを強がってうまいうまいと飲むのが本気でカッコいいとおもっていました。クラスに一人はいたよねこんなやつ。洋楽聴いていることをステータスにしたり、詩を書いてみたり、寝てない自慢をしたりね。うん全部私だ。ちょっと死んでくる。修くんが眩しいよ……
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